STORAGE & BACKYARD

収納とバックヤードはどう設計する?

オフィスでは、表に見えるエリアだけでなく、見えない場所の整い方が日々の使いやすさを大きく左右します。 書類、備品、私物、清掃道具、複合機まわりが整理されていないと、せっかく整えた執務空間も崩れやすくなります。 この記事では、収納とバックヤードをどう考えると、運用しやすく見た目も保ちやすいオフィスになるかを整理します。

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Contents

目次

01

収納とバックヤードは、見えない場所ほど先に整理しておく方がうまくいく

オフィスづくりでは、受付や執務席の見え方に意識が向きやすい一方で、収納やバックヤードは後回しになりがちです。 ただ実際には、見えない場所の設計が曖昧なままだと、表の空間もすぐに散らかりやすくなります。

備品の置き場が足りない、私物の逃げ場がない、清掃道具の定位置がない、段ボールや梱包材の仮置き場がない。 こうした小さな不足は、オフィスの使い心地にじわじわ効いてきます。

収納とバックヤードは、余った面積に押し込む要素ではなく、日々の運用を支える機能です。 先に考えておくほど、表の空間の印象も保ちやすくなります。

02

まず分けたいのは「共有備品」「個人の物」「運用品」の3種類

オフィス収納を考えるときは、まず収納したい物を種類で分けると整理しやすくなります。 特に分けて考えたいのが、共有備品、個人の物、運用品の3つです。

共有備品には、文具、コピー用紙、パンフレット、会議用ツールなどがあります。個人の物は、バッグ、上着、私物、ノートPC周辺機器などです。 運用品には、清掃道具、予備の消耗品、梱包材、ストック類など、日常の維持管理に必要な物が含まれます。

この3種類を混ぜると、誰が管理するのか曖昧になりやすく、取り出しにくさも増します。 逆に、性質ごとに置き場所を分けるだけで、収納の使いやすさはかなり上がります。

03

複合機や消耗品まわりは、使う頻度と補充動線で考える

収納計画で見落としやすいのが、複合機や消耗品まわりです。紙、インク、封筒、ラベル、製本用品などは、使う頻度と補充のしやすさで置き方を考える必要があります。

たとえば、よく使う物が遠いバックヤードにあると、小さな移動が積み重なって使いにくさになります。 逆に、すべてを複合機のそばに置くと、雑然と見えやすくなります。よく使う物は近くに、ストックは一段奥に、といった分け方が有効です。

オフィスでは、収納量より補充の流れが整っているかの方が、実務上の快適さに直結することがあります。

04

バックヤードは、隠すだけでなく管理しやすさまで整える

バックヤードは見えない場所だからこそ、ただ隠せばよいと考えやすいですが、それだけでは使いにくい空間になりやすくなります。

誰が使うのか、何がどこにあるのか、補充や清掃がしやすいか、荷物の出入りがしやすいかまで考えると、バックヤードは管理しやすい場所になります。 反対に、何でも押し込めるだけの場所にすると、すぐに容量が破綻し、表の空間に物があふれやすくなります。

FORMAでは、バックヤードも「見えない倉庫」ではなく、オフィス運用の一部として設計します。

05

収納量より、どこで出し入れするかの方が使いやすさを左右する

収納が足りないと感じると、つい量を増やす方向に考えやすくなります。ただ、実際には収納量よりも、どこで出し入れするかの方が使いやすさに影響することがあります。

たとえば、使う場所と収納場所が離れていると、出しっぱなしが増えやすくなります。逆に、必要な場所の近くに必要な物が収まっていれば、収納量が大きくなくても整った状態を保ちやすくなります。

収納は家具の問題というより、動線の問題でもあります。どこで使い、どこに戻すかを見直すと、必要な収納の種類も見えやすくなります。

06

迷ったときこそ、見える空間と見えない空間を一緒に設計する意味がある

オフィスの印象を整えたいとき、受付や執務席のデザインだけを整えても、収納とバックヤードが機能していなければ、状態は長く保ちにくくなります。

どこに物が集まりやすいか、どこに仮置きが発生するか、誰が何を管理するかが整理できると、見える空間の印象も安定しやすくなります。 見た目と運用は分けて考えない方が、結果として整いやすいオフィスになります。

FORMAでは、収納とバックヤードも、オフィス全体の完成度を支える要素として扱っています。 何をどこに置くべきか迷うときこそ、見える空間と見えない空間を一緒に考える意味があります。

Summary

まとめ

オフィスの収納とバックヤードは、見えない場所だからこそ、後回しにせず整理しておく価値があります。 共有備品、個人の物、運用品を分けて考え、出し入れの流れと管理のしやすさまで設計すると、表の空間も保ちやすくなります。

収納が足りないと感じるときは、量より先に、どこで使ってどこに戻すかを見直すのがおすすめです。

Consultation

収納とバックヤードの整え方を相談したい方へ

見た目を整えたいのにすぐ散らかる、備品管理がしづらい、バックヤードが足りないと感じる場合は、収納の種類と動線を見直す余地があるかもしれません。 FORMAでは、見える空間だけでなく、バックヤードや収納の運用まで含めてオフィス全体を整理しています。

オフィス計画の方向性を相談したい方は、オフィスデザインページからご相談ください。